水を飲むことががんの予防につながる、という説があります。確かに、水は生命にとって欠かすことのできない要素なので、水の摂取が健康にさまざまな影響を与えることは間違いありません。ここでは、水とがん予防との関連について詳しく解説しています。
水とは、酸素と水素が結合した液体の化合物のこと。私たち生命体にとって最も基本的な液体で、水なくしては人間はもちろん、すべての生き物は生命を維持することができません。そのため古代ギリシャの哲学者・タレスは、「万物の根源は水」と語っています。
人間の体に限ってみると、新生児の場合、体の構成要素の約80%が水。成人で60%前後、高齢者で50%台が水で構成されています。生涯にわたり、体の大半を占めるのが水のため、水は人間の健康維持に大きく関わっていることが想像できるでしょう。
なお、人は食べ物なしでも1ヶ月ほど生命を維持できると言われていますが、水がないと3~10日程度しか生命を維持することができません。それほど水は、人間にとって大事な存在ということです。
水を大きく分類すると、その配合成分や生成方法、採水方法などにより、水道水、ミネラルウォーター、海洋深層水、水素水、アルカリイオン水、純水などがあります。
人間の体の大半を占める成分なので、当然、体内における水の多寡は健康にさまざまな影響を与えます。たとえば、水が体内に不足すると、血液がドロドロになってしまい、ひいては脳卒中や心筋梗塞などを誘発する原因にもなると言われています。
これら「水が健康を左右する→水が病気に関与する」という思考の流れの中で、「水の不足ががんを招く」という説も見られるようです。以下、水とがんとの関連に関して、比較的信憑性の高い情報を紹介します。
九州大学と株式会社日本トリムは共同研究を行い、分子状水素及び還元性ミネラルナノ粒子を含む電解還元水が悪性のガン細胞であるヒト線維肉腫 HT-1080 細胞内の過酸化水素を消去し、HT-1080 細胞の浸潤を抑制することを発見しました。電解還元水は関連する遺伝子発現の抑制及び、関連するタンパク質分解酵素の活性を抑制するように働きかけることにより、ガン細胞の浸潤を抑制します。電解還元水は少なくとも一部はその抗酸化作用によりガン細胞の浸潤を抑制することが示唆されました。
水には、体内の老廃物を体外へと排出する働きがあります。これにより、水を十分に摂取することが、ひいては膀胱がんの予防にもなるとの考えがあるようです。
老化により腎臓の機能が衰えると、尿の中に老廃物などのゴミを充分に溶かし出すことができなくなってしまいます。しかし、水を飲むことは尿の回数を増やすことになり、結果、溶け切らなかったゴミを排出することにつながるのです。
また水を飲むことで汗をかきやすくなり、血液や内臓を刺激して新陳代謝を促し、老廃物を効率よく体外へと排出します。水を飲むだけで腎臓結石や膀胱ガンになりにくいという報告もあり、きれいな身体は充分な水分補給からともいえるでしょう。
以下の引用は、水を摂取することが尿路感染症を予防するとの実験を紹介したものです。
米マイアミ大学の研究者らが、ブルガリアに住む閉経前の女性140人を対象に実験を行いました。対象の女性は全員健康でしたが、①過去1年間に尿路感染症を3回以上経験している、②1日当たりの水分摂取量が少ない(コップ2杯程度の水を飲んでおり、全体の水分摂取量はコップ4杯程度)という理由で、尿路感染症になるリスクが高いと判定されていました。(中略)
実験開始から1年間の尿路感染症の発症回数は、対照群では平均3.1件だったのに対して飲水群では平均1.6件。つまり、水を飲むことで発症回数は48%も少なくなることが示されました。また、抗菌薬の使用も、飲水群では47%減らすことができました。
がんの主要な原因の一つは感染症です。感染症を予防することは、がんの予防に対して一定の貢献をする可能性があるでしょう。
科学的な視点とはやや異なるものとして、飲むだけで万病を治すとされる「奇跡の水」というものが話題になったことがありました。
「奇跡の水」とは、インドに伝わる不思議な水のこと。飲むだけ、または体に塗るだけで、悪いものが体から退治されると言われる水です。
原液となる水を、ペットボトルなどの普通の水に数滴ほどたらすと、ペットボトルの水も「奇跡の水」に変化。「奇跡の水」に変化したペットボトルの水を、別の普通の水に数滴ほどたらすと、それもまた「奇跡の水」に変化するとのこと。原液さえ手に入れれば、「奇跡の水」を無限に増やすことができるそうです。
科学的根拠はまったくありませんが、実際に「奇跡の水」を利用した方々からは、前向きな声が多く寄せられています。一方で、「奇跡の水」に対して懐疑的な見方をする人も少なくありません。
また、「奇跡の水」よりはやや科学的根拠のある水として、大分で採水されている「日田天領水」があります。「末期がんも治る」などの触れ込みで、一時、テレビ番組などでも取り上げられたことがありました。九州大学のある研究者は、「日田天領水」は電解還元水であり、電解還元水はがん細胞の増殖を抑制する、との説を唱えています。
これに関し、細胞レベルでの試験は行われていますが、ヒトを対象とした臨床研究は行われていません。
東京医科歯科大学の藤田紘一郎名誉教授は、がん予防の視点から正しい水の飲み方を啓蒙しています。
藤田教授によると、日常的にアルカリ性の水を飲むことにより、酸化した細胞が元の細胞に還元され、がん細胞の発生数を減らすとのこと。アルカリイオン水をベースに、適度にミネラルウォーターを摂取することで、がんの予防が期待できると説明しています。
なお藤田教授は、一度に大量の水を飲むのではなく、1日1.5リットルほどの水を小分けして飲むことを推奨しています。
厚生労働省では、「健康のために水を飲もう」推進運動を展開しています。
がんの予防を目的とした運動ではありません。脳梗塞や心筋梗塞、熱中症などの病気の予防法として、こまめに水を飲むことは大切と唱える全国的な運動です。
水を飲み過ぎると、「水中毒」と呼ばれる症状を起こす恐れがあります。「水中毒」とは、水の飲みすぎによって体液が薄まり、頭痛や吐き気、痙攣、意識障害などを引き起こす症状のこと。死にいたるケースもあります。医学的には「低ナトリウム血症」と呼ばれる症状です。
腎臓には、1日で約10リットルの水を排出する能力がありますが、この能力を超える量の水を飲んだ場合、「水中毒」を起こす恐れがあるので注意しなければなりません。
なお欧米の研究によると、1日における水の摂取量の目安は2.5リットルほど。食べ物に由来する水分摂取量を考慮すると、飲み物から摂るべき水分は1日1.5リットルが適当とされています。
これを目安に、個人の活動レベルに応じて、適宜、水分摂取量を調節すると良いでしょう。
免疫細胞を活性化させることのできる、臨床データのある成分もおすすめです。臨床結果の実績が認められている成分をデータとともにご紹介します。
RBS米ぬか多糖体は、米ぬかに約5%含まれる水溶性食物繊維(ヘミセルロースB)を原料とする成分。国内外28箇所以上の大学・病院の共同研究によって生まれ、がん細胞に作用する免疫細胞を活性化させるとして、70報もの学術論文や、140回以上の学会発表がなされました。研究は今なお世界中で行われており、免疫力の向上、抗がん作用、抗がん剤による副作用の軽減作用などが報告されています。
RBS米ぬか多糖体は、私たちが普段食べたり、化粧品として活用したりしている米ぬかとは別物。米ぬかに含まれる有用成分を体内で吸収できるように、独自製法で抽出したのが「RBS米ぬか多糖体」です。自宅で取り入れる際には、サプリメントなどの健康食品で成分を摂取する必要があります。
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RBS米ぬか多糖体は、さまざまな免疫細胞に対し働きかけます。例えば、体内に侵入してきたがん細胞やウイルス感染細胞などをいち早く感知し、攻撃する役割を担うNK細胞。RBS米ぬか多糖体は、免疫細胞の中でも優秀な攻撃役であるNK細胞を活性化させる働きをすることが臨床結果によりわかっています。
引用:Ghoneum M and G. Namatalla,87th Annual Meeting of the American Association for Cancer Research,1996
こちらは、ホルモン治療や化学療法などを受けたがん進行患者25名に行った実験の臨床結果です。RBS米ぬか多糖体を6か月間摂取してもらったところ、RBS米ぬか多糖体摂取後に25名全員にNK細胞の活性が見られたというデータが得られています。
このほかにも、さまざまな免疫細胞へのはたらきが報告されています。興味のある方は、臨床データをチェックしたり、米ぬか多糖体免疫研究会から詳しい資料を取り寄せたりしてみましょう。
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