いつでもスーパーに並んでおり、食卓に並ぶ機会も多いピーマンは、私たちの生活に非常に関わりの深い野菜であると言えます。このピーマンにはビタミンA・C・Eをはじめとする多くの栄養素が含まれていることが大きな特徴。その中にはがんに効果があると言われている栄養素もあり、注目されている野菜でもあります。そこでこの記事では、ピーマンにはどのような働きがあるのかについて、さまざまな研究報告をもとに見ていくことにしましょう。
ピーマンとは、ナス科トウガラシ属の野菜で、その名の由来はフランス語の「piment(ピマン)」であると言われています。 全国的に生産されていますが、日本での主な産地は茨城県と宮崎県。ハウス栽培も多く行われていることから一年中スーパーで買うことができる身近な野菜ですが、露地栽培のピーマンの旬は6月から9月。「夏野菜」の代表格で、夏の時期が最も多く出回る時期となっています。
ピーマンには、「ファイトケミカル」と呼ばれる植物性栄養素が含まれています。このファイトケミカルには下記のような作用があると言われています。
ファイトケミカルには、感染予防や遺伝子を傷つける物質から体を守る抗酸化作用、発ガン物質を体なら排除する酵素の働きを活性化させたりして、がんを予防する効果があるといわれています。
ピーマンは、がんを予防すると言われている「ビタミンA」「ビタミンC」「ビタミンE」を多く含んでいることで有名。これらのビタミンは抗酸化作用を持っているため、その働きでがんの予防や老化の防止に役立つと言われています。
また、がんに関係する栄養素として注目されているのが「ファイトケミカル」と呼ばれる栄養素。ピーマンに含まれるファイトケミカルの種類と、その働きをご紹介します。
ピーマンの緑色にはクロロフィルという色素が多く含まれています。クロロフィルには、染色体異常を抑制するという働きがあるため、発がん防止効果があると言われています。他にも、血中のコレステロール値を下げることで、血栓の発生を抑える働きがあると言われています。
ピーマンには、「ルテオリン」と呼ばれるポリフェノールが含まれており、アレルギーに関わっている酵素の作用を阻害するという働きがあります。他にも、免疫系の調整作用を持つ可能性も示唆されており、現在多くの臨床研究が行われています。
ピーマン、というと緑のものが一般的ですが、実はさまざまな種類があり、その中には赤い色をしたピーマンもあります。この赤い色素は強い抗酸化作用を持つ「カロテノイド」です。カロテノイドは紫外線を遮断し、活性酸素を除去するという作用を持っています。
私たちの食卓において非常に身近な野菜と言えるピーマンですが、がんに効果的とする報告が行われています。
福島県にある総合南東北病院で発行している広報誌「健康倶楽部」にて、ピーマンが「がんを予防するために食べたい野菜」として紹介されています。
ピーマンはがん予防効果の高い食品のトップクラスに位置づけられています。ビタミンACE(エ-ス)が豊富に含まれています。緑色のピーマンが一般的ですが、パプリカと呼ばれる赤と黄色のものも出回っています。赤ピーマンのビタミンCは緑色のピーマンの2~3倍あります。また、赤ピーマンの赤い色素はカプサンチンというカロテノイドです。βカロテンよりも 強い抗酸化作用があります。
総合南東北病院は、「地域がん診療連携拠点病院」として指定されている医療機関。同院の見解として、ピーマンの作用について紹介されています。
ピーマンは1990年にアメリカで行われた「デザイナーフーズ・プログラム」でも注目された野菜です。この「デザイナーズフーズ・プログラム」とはがんの予防効果を持つと報告されている40種類の食品を取り上げ、がんの抑制効果に応じてピラミッド状に並べたもの。ピーマンは下記のように紹介されています。
ピーマンのルテオリンはアレルギーに関わる酵素の作用を阻害し、トマトなどに含まれるリコペンは抗酸化力によって抗炎症作用を発揮します。
ピーマンに含まれるルテオリンは、「抗アレルギー作用・抗炎症作用」があるとされているポリフェノールです。アレルギーに関わる酵素の作用を阻害するという働きが期待されており、デザイナー・フーズのピラミッドの中では、上から2番目のグループに分類されています。
以上のことからも、ピーマンは日常的に摂取したいと言える野菜と言えるのではないでしょうか。
ピーマンに含まれる「ビタミンA」「ビタミンC」「ビタミンE」は、熱を加えても消失しにくいという特徴を持っているため、比較的どのような調理方法でも問題なく栄養を摂取することができるでしょう。
また、ピーマンの苦味が苦手という人もいるかもしれませんが、そのような場合にオススメなのが赤ピーマン。緑色のピーマンが熟成してから収穫したものですが、苦味も薄れ、甘みがあります。
どのような調理法でもピーマンは食べられますが、「ファイトケミカル」を効率的に摂取するためのアドバイスとして、下記のように紹介されています。
ファイトケミカルは植物の細胞壁に保護された細胞膜や細胞内に含まれています。そのため、人間が体内に吸収するには細胞壁を破壊しないといけません。しかし、細胞壁は包丁で細かく刻んだり、ミキサーで破砕する程度では壊れないた め、サラダや生ジュースのような形では、ファイトケミカルを効率的に摂取できません。
以上のことから、ファイトケミカルを効率的に摂取するポイントは「熱を加える」こと。熱を加えると細胞壁が壊れるので、ファイトケミカルが自然に細胞外に溶け出し、効率的に摂取することができます。例えばスープなどに入れたりするのも良いでしょう。
免疫細胞を活性化させることのできる、臨床データのある成分もおすすめです。臨床結果の実績が認められている成分をデータとともにご紹介します。
RBS米ぬか多糖体は、米ぬかに約5%含まれる水溶性食物繊維(ヘミセルロースB)を原料とする成分。国内外28箇所以上の大学・病院の共同研究によって生まれ、がん細胞に作用する免疫細胞を活性化させるとして、70報もの学術論文や、140回以上の学会発表がなされました。研究は今なお世界中で行われており、免疫力の向上、抗がん作用、抗がん剤による副作用の軽減作用などが報告されています。
RBS米ぬか多糖体は、私たちが普段食べたり、化粧品として活用したりしている米ぬかとは別物。米ぬかに含まれる有用成分を体内で吸収できるように、独自製法で抽出したのが「RBS米ぬか多糖体」です。自宅で取り入れる際には、サプリメントなどの健康食品で成分を摂取する必要があります。
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RBS米ぬか多糖体は、さまざまな免疫細胞に対し働きかけます。例えば、体内に侵入してきたがん細胞やウイルス感染細胞などをいち早く感知し、攻撃する役割を担うNK細胞。RBS米ぬか多糖体は、免疫細胞の中でも優秀な攻撃役であるNK細胞を活性化させる働きをすることが臨床結果によりわかっています。
引用:Ghoneum M and G. Namatalla,87th Annual Meeting of the American Association for Cancer Research,1996
こちらは、ホルモン治療や化学療法などを受けたがん進行患者25名に行った実験の臨床結果です。RBS米ぬか多糖体を6か月間摂取してもらったところ、RBS米ぬか多糖体摂取後に25名全員にNK細胞の活性が見られたというデータが得られています。
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