免疫療法は、免疫細胞の働きを活性化させることで、がんと対抗しようとする治療法。ノーベル賞の受賞でも注目を集め、がんの三大治療(手術・抗がん剤・放射線治療)に次ぐ、第四の治療法として期待されています。
「聞いたことはあるけれど詳細を知りたい」「三大治療法に追加して免疫細胞治療を取り入れたいと思っている」「三大治療法が使えない状況で他の治療法を探している」という方にぜひ読んでいただきたい、免疫療法(免疫細胞治療、免疫細胞療法)の基礎知識を解説。人間の免疫システムについて、免疫細胞療法ががんに効果がある理由、免疫治療の具体的な方法と流れ、いくつかある治療法ごとの費用目安などをまとめています。
免疫療法はどのような効果があるのでしょうか。ここでは、免疫療法の可能性にかけ、良好な治療結果を得た人の症例をご紹介します。どのような状態からどのような治療を行ったのか、彼らがなぜ免疫療法を取り入れるに至ったのかなど、免疫細胞治療に興味のある方が本当に知りたい免疫療法の実態に迫ります。
膀胱がんの術後再発してしまった80歳女性。肺転移に対して放射線治療を単独で行ったが、効果は認められず、抗がん剤治療により慢性腎不全を併発していたため、これ以上の治療は難しいと主治医から告げられる。がん複合免疫療法と放射線短期照射を行い、肺転移が消失。
胸腺がんの手術を受けたがその後再発し、肝臓や心膜にまで転移したた60代女性。免疫細胞治療と免疫チェックポイント阻害剤を併用、治療4か月後にPET-CT検査で腫瘍マーカーが正常値まで下がり、転移部の消失も確認。
治療の説明:がん特異的な細胞傷害性T細胞の免疫疲弊をブロックするために、免疫チェックポイント阻害剤を投与し、がんの治療を行います。
費用:150,000円~2,600,000円 ※回数によって異なります。
治療のリスク:治療後、発熱、間質性肺炎、肝機能障害、甲状腺機能低下症、消化器障害、皮膚障害、神経障害、内分泌傷害、腎障害、副腎不全、薬剤へのアレルギー反応などをおこす可能性がございます。
今現在様々なクリニックや病院で提供している免疫細胞療法にはいくつかの種類があります。各種免疫細胞の働きが判明した時代によって、それら免疫細胞療法の受け持つ役目や効果に変化があらわれます。発見と研究は更なる発見を呼び、今では一般の病院で受ける三大治療の中に取り入れられた薬剤もあります。これらの歴史や各種免疫細胞療法の現状、その成果など、総合的に免疫細胞療法の世界を説明していきます。
これまでの免疫療法は科学的な根拠が薄く、効果が不明瞭なものでした。しかしオプジーボ(ニボルマブ)は免疫チェックポイントを阻害する効果が科学的に認められています。現状では、皮膚がん(メラノーマ)患者の3割、肺がん患者の2割に対してオプジーボが有効だとされています。
BRM療法は免疫賦活(ふかつ)療法とも呼ばれ、免疫力を底上げすることを目的にしています。BCGやピシバニール、レンチナン、ベスタチンなどの免疫賦活剤が使用されます。
サイトカインとは、免疫細胞同士が情報交換をする際に用いるインターフェロンやインターロイキンなどの物質。この仕組みがわかったことで、免疫細胞療法が進化しました。
がん患者の体内からリンパ球を取り出し、外部で培養。数を増やしたり、その機能(攻撃性)を高めたりした後に体内へ戻すという治療法。自身の細胞を使うので副作用がほとんどない。
免疫細胞にがん細胞の特徴を覚えこませる際、ペプチドを用いる治療法。ワクチン型の選択と免疫細胞の働きをセットで調べて、その効果を確認できる治療法として注目されています。
樹状細胞は、がん細胞の特徴を覚え、他の免疫細胞にその情報を渡す役目をしています。樹状細胞からがん情報のパスを受けたT細胞は、より攻撃性を増すことがわかっています。
ノーベル賞の受賞でも注目を集めている「免疫細胞治療」は、手術・抗がん剤・放射線といったがんの三大治療に続く、「第四の治療法」と期待されています。免疫細胞療法の効果が見込める理由とともに、様々な種類のがんでどのような治療成績を挙げているのかを紹介します。
肺がんは、日本人の死因トップ。タバコのみならず、私たちが吸う空気にもPM2.5など肺がんの原因とされるものが漂っています。
乳がんは、年間4万人近くが診断されている国民的な病。とはいえ、定期的なセルフチェックで発見できる可能性が高いがん。
食の欧米化が進み、この40年で摂取する肉が10倍に増えたことにより、大腸がんも急増。国民全員が気をつけるべきがんです。
すい臓がんは「がんの王様」。転移しやすく、気づいたときには深刻な状況というケースも多いので、気になったらすぐに検査を。
胃がんは罹患率と患者数でともにトップのがん。早期発見さえできれば治療も比較的難しくはないと言われているがんです。
沈黙の臓器と呼ばれ、気づきにくいがん。肝硬変を経て、もしくはC型・B型肝炎からがんへと進行することが多いです。
食生活や嗜好品(アルコール・タバコ)に大きく影響されるがん。暮らしぶりひとつで、がんの発生や拡大を抑えることが可能。
皮膚がんは、体内ではなく体の外にできる珍しいがん。つまり、自分自身でチェックすることで早期発見も難しくありません。
「末期がん」と聞くととても重い言葉ですが、実はその定義は曖昧。どういう時に末期と判断し、余命宣告するのか解説します。
免疫療法は、ごく限られた医療機関でしか行っていません。それぞれのクリニックや病院ごとに治療法の特徴があり、目指す医療の方針によって扱っている免疫療法が異なります。免疫療法を取り入れたいと情報を探し始めた方から、単純に興味を持っている方へ、免疫療法が受けられるクリニックや病院の情報をお伝えします。症状に合った免疫療法を見つけるための参考にしてください。
癌の免疫療法を受けられるクリニックがある主要都市
東京で免疫療法を受けられるクリニックや病院は50クリニック以上あります。お住まいの地域が東京や関東圏の方は、ぜひ参考にしてみてください。
大阪で免疫療法を受けられるクリニックや病院は20クリニック以上あります。お住まいの地域が大阪や関西圏の方は、ぜひ参考にしてみてください。
福岡で免疫療法を受けられるクリニックや病院は20クリニック以上あります。お住まいの地域が福岡や福岡近郊の方は、ぜひ参考にしてみてください。
名古屋で免疫療法を受けられるクリニックや病院は20クリニック以上あります。お住まいの地域が名古屋や名古屋近郊の方は、ぜひ参考にしてみてください。
札幌をはじめ旭川で免疫療法を受けられるクリニックや病院は10クリニック以上あります。主に札幌のクリニックや病院を紹介しています。
仙台で免疫療法を受けられるクリニックや病院は5クリニック以上あります。お住まいの地域が仙台や仙台近郊の方はぜひ参考にしてみてください。
広島で免疫療法を受けられるクリニックや病院は3クリニック以上あります。お住まいの地域が広島の方をはじめ広島近郊の方はぜひ参考にしてみてください。
沖縄で免疫療法を受けられるクリニックや病院は3クリニック以上あります。主に那覇のクリニックや病院を紹介しています。お住まいの地域が那覇の方をはじめ那覇に足を運べる方はぜひ参考にしてみてください。
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