がんに効く食べ物、がんに良い食べ物とは?

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がんに効く、がんの進行を抑える食べ物とは?

食生活の改善によってがんリスクの低下が期待できる

厚生労働省からも、がんに対する食品の影響は指摘されており、食生活の改善によってがんリスクの低下が期待できるのは、もはや周知の事実。ここでは、実際に「がんに効く」「がんの進行を抑えるのに役立つ」と言われている食品を紹介しています。効果や研究データなども詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

デザイナーフーズとは?

がんを予防するために推奨される食品とはどんなものがあるか気になっている人もいるでしょう。そこで参考にしたいのが「デザイナーフーズ」です。

「デザイナーフーズ」とは、アメリカの国立がん研究センターによって発表されたもの。がんを抑制する作用を持った食品を約40種類ピックアップし、がんの予防に関して重要だと考えられる順に並べた「デザイナーフーズピラミッド」を作成しています。このピラミッドの上にあるほど、がんの予防効果が高いと考えられている食品です。

デザイナーフーズピラミッドの上位にある食べ物には、ニンニクやキャベツ、甘草(カンゾウ)、大豆、しょうが、にんじん、セロリ、バースニップがあります。 デザイナーフーズには、私たちにとって身近な食品も多く含まれているので、日々の食材選びにおいて、参考にしてみることをおすすめします。

サプリや食品は「薬」ではない

食べ物ががんに作用する、サプリを飲むことでがんに作用する、という多くの研究報告がありますが、前提として頭に入れておきたいのは、サプリや食品は「薬」ではないということ。食べ物やサプリはがんを防ぎ、がんを治すために必要なものですが、治療とは分けて考えた方が良いでしょう。しっかりと治療を受けた上で、栄養をきちんと摂取することが大切です。

しかも、サプリメントだけに頼ることは、「噛む力」を低下させてしまうことにも繋がります。咀嚼とは、単純に食べ物を噛み砕くだけではなく、口の中を洗浄するといった働きや、消化液の分泌、脳へ刺激を与えるなど多くの役割を持っています。そのため、サプリに頼った生活をしていると、噛む力が低下することに起因する弊害が起こる可能性があります。

また、実際にがんを克服していく上で自身の免疫力を高めていくためには、免疫療法を実施している病院に相談するという選択肢があることも覚えておきましょう。免疫療法は、外科手術、化学療法、放射線療法に続く「第四のがん治療」とも言われており、すでに豊富な治療実績が報告されています。くわしく知りたい方は、下記ページを参照してみてください。

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噂や迷信にすぎない話もたくさん

テレビなどのメディアでは、がんに良い食べ物、がんに効く食べ物として、さまざまな食品が紹介されていますね。その中には、実際に行われた臨床試験によってがんの予防効果などが見られた食品もあれば、正式なデータはなく、噂や迷信のレベルで「がんに効く」というイメージだけが広まっている食品もあります。

逆に「がんに良くない」と言われている食品もありますが、いずれにせよ、その根拠や仕組みを正確に理解した上で生活に取り入れることが大切です。がんに対して良いという研究データのある食品であっても、摂取の仕方によっては、何か別にリスクを生じる可能性も考えられます。どの成分がどういった仕組みで体に作用するのか、しっかりと理解しておきましょう。

がんの原因になる食べ物や生活習慣をチェック

バランスよく、無理なく食べることを忘れずに

国立がん研究センターがまとめた「がんになったら手にとるガイド」によると、食事は大切ですが、あまり神経質にならず、バランスの良い食事をゆっくりとるのが基本だと説明しています。

がんに効果的な食べ物をとるために、他の栄養素が不足してしまったり、食事が苦痛になったりしては本末転倒です。あまり神経質にならず、いろいろなものを食べて、栄養を十分に摂取するよう心掛けましょう。がんと闘うためには、体重減少を抑え、体力を養うことも重要です。

「これは食べてはいけない」「これはたくさん食べなければいけない」といった思い込みの中には、ただの噂にすぎない、根拠の希薄な話もたくさんあります。そんなものに振り回され、食事が持つ本来の目的を見失ってしまうのは、得策とはいえないのではないでしょうか。

それに、いくら身体に良い食品であっても、そればかり食べていては栄養が偏ってしまいますし、好きでもないものを無理に食べようとしてストレスを溜めるのは、がんに対しても良くないはずです。正しい知識を身に着ける一方で、楽しく食事をとることで自分をいたわってあげるように心掛けましょう。

このページで紹介している食べ物に関しても、そのメリットやリスクを把握した上で、楽しく、おいしく取り入れるようにしてください。

雰囲気や食べ方も大切

どんな食品を摂取するか、味付けはどうするかと言ったことも大切ですが、どんな風に食べるか、という点も大切です。下記のようなポイントに注意し、食事を摂りやすい工夫を行いましょう。

ゆとりを持って食べられるように

まず、焦って食べなければいけないような雰囲気は厳禁。ゆっくりと、急がずに食べられるように食事の時間はたっぷりと取ることが理想的です。なかなか食事が進まないような場合でも「早く食べて」と声をかけてしまうと、食事自体にストレスを感じてしまい、余計食べられなくなってしまいます。

家族や友人などと一緒に食べる

食事の時には、楽しい雰囲気も大切です。そのため、一人で食べるのではなく、家族や友人と会話を楽しみながら食事をするようにしましょう。

彩りにも気を使ってみる

いくら栄養面で優れていても、盛り付けなどによっては食欲がわかないこともあります。そのため、食事の際には「食べたいな」と感じられるように食事の彩りに気を使ってみると良いでしょう。食器を工夫してみるだけでも、見栄えがして食欲がわき、食が進むことがあります。

がんを予防するための食事について

がんを食事で予防することはできるのでしょうか。がんのリスクを下げるという観点から、食事のポイントを見てみることにしましょう。

基本は一汁三菜のバランスがとれた食事

がんを予防するために気をつけたい食事の基本は、「一汁三菜」のバランスが取れた食事を摂ること。その中で心がけていきたいポイントとしては、下記のようなものが挙げられています。

植物性食品を中心とした食生活

肉類に偏りすぎた食生活は、大腸がんと乳がんのリスクを上げると言われています。

がんを予防するという観点から考えると、肉類の摂取は1日80g以下に抑えることが理想。野菜や果物、穀物や豆類、根菜類を中心とした食生活を心がけるようにしましょう。

食塩は1日あたり6g以下

健康のためには、塩分の過剰摂取にも気をつけたいもの。塩分の摂りすぎは胃がんのリスクをあげるという報告もあります。「1日6g」の摂取を目安に、塩分の摂取量にも気を使ってみましょう。味付けを工夫することで、調味料の使用量を抑えることが可能です。

アルコールは控えめにする

アルコールの摂取は、肝臓がんや大腸がん、乳がん、肺がん、食道がんのリスクを高めると言われています。適度なアルコールの摂取はストレス解消などにつながるため、全く飲んではいけないということではありませんが、過剰な摂取は考えもの。適量を守りながらお酒を楽しむようにしましょう。

がん患者における食事のポイント

がんの治療を行っている場合、治療の段階によっては食事を摂ることが難しいケースもあります。そんな時でも、さまざまな工夫を行うことによって食事が摂れるようになることがあります。

食欲がない時

がんの治療を行う中では、治療の副作用で食欲が出ないという場合もありますし、病気に対する不安や今後の心配事によるストレスから食事をする気力が起きないという場合もあります。

そんな時には、まず無理をせず、食べられそうなものから食べるという心掛けが大切。その上で、下記のような工夫をすることで、少しずつ食べられるようになるかもしれません。

主食の味付けに変化をつける

これまで通りの食事が辛いのであれば、主食の味付けを変えてみるのがオススメです。

ご飯であれば、例えば酢飯にしたり、雑炊にしたり、混ぜご飯にしてみたりと、色々なバリエーションを試してみると良いでしょう。また、パンや麺類であれば、食パンではなく菓子パンを食べてみる、そうめんなど食べやすい形のものを取り入れてみることで、少しずつ食べられるようになる人もいるようです。

食事の回数を増やす

摂取カロリーがあまりにも低くなって痩せてしまうことを防ぐために、1日3食ではなく、4食、5食など食事回数を増やし、1回あたりの食事量を少なめにしてみるのも一つの手です。これまでと同じ量の食事を食べきれないことで余計にストレスを感じてしまうのであれば、1回あたりの食事は自分が食べられる量にすることで「完食できた」という満足感も得られるはず。間食も積極的に取り入れてみることもおすすめです。

食事量が少なくても摂取カロリーが変わらない工夫を

食事量が少なくなることによる体重減少が心配なのであれば、1食あたりのカロリーを高めた食事に変えていくのも良いでしょう。これまで白いご飯を食べていたのであれば、チャーハンなど油を使った形にするといった方法です。食事を摂る量が少なくなったとしても、大幅にカロリー摂取が減らないように工夫してみましょう。

肉や魚は食べやすい味付けに

健康を保つ上で、たんぱく質をどう摂取するかが大きな問題です。濃い味付けだと食べにくい場合には、酢を使った南蛮漬けなどの形で、さっぱりと食べられる工夫をすると良いでしょう。また、ゆずやレモンなどによって風味づけをすることで、食べやすくするという方法も考えられます。

栄養補助食品を活用する

どうしても食欲がわかない場合には、ゼリーなど食べやすい形の栄養補助食品を活用しましょう。スープタイプやドリンクタイプの食品も選択肢は豊富にあるので「これなら口に入れやすい」と感じるものを選ぶようにしましょう。

味覚異常がある時

がん治療の影響により、味覚に変化が生じてしまい食事が困難になる場合があります。このような場合の食事のポイントは下記の通りです。

においが強いものは避ける

味覚に変化が生じている場合には、においにも敏感になっていることが多いため、においの強い食べ物は避けましょう。特に、納豆や青魚はにおいが気になるため、食べることが難しいと感じる場合が多いようです。そんな時には、どのような味付けであれば無理なく食べることができるかを色々と試してみる必要があるでしょう。例えば醤油味が食べられないのであれば酢を活用してみたり、ゴマやゆずなどで風味を加えたりしてみてください。こうしたひと工夫で食べやすくなる場合もあります。

甘みにも注意

甘みに敏感になるという人もいます。この場合は、どのような味付けをしても甘く感じてしまうため、砂糖やみりんを使うことは避け、味噌や酢などで味付けすると食べやすく感じられるでしょう。

味が感じられない時

味が感じにくい、という味覚異常が生じる場合もあります。このような場合、料理は熱いものや冷たすぎるものは避け、人肌程度のものであれば食べやすいと感じられると言われています。また、味付けに関しては酢などを活用し、酸味を利用するようにすると良いでしょう。香味野菜を利用して、味に変化をつけてみるのもおすすめです。

口腔内が乾燥しないように注意する

食べる前に水分を摂ったり、飴などを舐めたりすることで唾液の分泌が促され、味覚の異常が緩和されることがあります。

飲み込みにくい、むせやすい時

がん治療の中では、喉などに影響が出て食事が飲み込みにくくなるケースもあります。口内炎や喉の腫れ、神経の麻痺など考えられる原因はさまざまですが、このような場合の食事のポイントは下記の通りです。

柔らかく、飲み込みやすい献立に

煮ることによって柔らかく、飲み込みやすくした献立を考えましょう。汁物はもちろん、煮物などについてもとろみづけをすることによって食べやすくなります。

また、固形の食べ物に関してはそのまま食卓に出すのではなく、ミキサーにかける、すりつぶすなどの方法で調理すると、あまり苦労せずに食べられることもありますので、さまざまな方法を試してみると良いでしょう。

むせてしまう場合は、食事の時の姿勢も注意

食事を摂る時にいつもむせてしまう場合には、姿勢が原因になっている場合もあります。これは、病院で医師や看護師などに聞いてみると、どのような体勢だと食べるときにむせにくくなるかがわかりやすいです。

注目を集める、
免疫細胞活性化成分

食事で摂取できるもの以外にも、研究によってがんに対する効果が確認されている成分は色々あります。中にはサプリなどで摂取できる成分もあるので、食事療法と並行して取り入れるなど、手軽に活用することも可能です。

中には免疫細胞の活性化に関して正式な臨床データを持つ成分もあり、実際にがん患者の免疫機能を改善させたり、がん治療における副作用の軽減が確認されたりした例もあります。

免疫治療のノーベル賞受賞の影響もあり、現在、こうした成分は世界中で注目を集めています。もちろん、まだまだ研究途上の分野ではありますが、がん治療の助けとなる可能性を秘めていることは確かです。当サイトでも、信頼性の高い成分に関する情報をまとめているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

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参考文献・参考サイト