近年、がんの予防・改善効果があるのでは、と話題のモリンガ。古くから民間医療で活用されてきた薬草なので、がんに対する何らかの作用が期待できるかも知れません。ここでは、モリンガとがんとの関連について、専門機関による研究データをベースにご紹介しています。
モリンガとは、ワサビ科に属する落葉樹の一種。インド北部を原産とし、1年で3m、3年で10mほど成長する非常に生命力の強い植物として知られています。
古くから民間医療における薬として利用されてきたモリンガですが、近年、その種子や葉、茎などに多量の栄養素が含まれることが判明したことから、一躍、健康食品として注目を浴びるにいたりました。他の食材と比較した際のモリンガに含まれる成分は以下の通りです。
上記の通り、モリンガには非常に豊富な成分が含まれていることから、現在、インドの開発途上地域では、子供の栄養補給食品として積極的に活用されています。
民間医療の世界では、モリンガによる様々な病気の改善が期待されています。その中の一つが、がんの予防作用。しかし残念ながら、モリンガが持つとされるがんの予防作用に関する研究論文は見つけることができませんでした。
以下、インドでモリンガの栽培・普及活動を行っている「NGOインドの農村を考える会」が公式に発表している見解の中から、モリンガに関するがんへの作用についてご紹介します。
ガン予防作用
モリンガの種子エキスには、発ガン物質に対し予防的な働きがあり、皮膚ガンなどを予防できるのではないかと考えられています。 モリンガの腫瘍に対する働きは、民間療法では評価されているが、人に対するに臨床試験がなされておらず、今後の医学的な裏づけ検証が期待されています。
皮膚がんを中心に、がんの予防作用があるのではと言われているモリンガ。しかしながら、ヒトを対象とした臨床試験は、まだ行われていない模様です。
ただし世界に存在する様々な薬の中には、民間療法の成果が、のちに西洋医学の科学的視点で証明されたという例が往々にして存在します。モリンガのがん予防作用については、今後の研究が待たれます。
※「NGOインドの農村を考える会」:インドの子どもたちの健全な育成、およびインド農村部の社会開発事業を行っている公益団体。2011年から活動をスタートさせた団体ですが、主にモリンガの栽培・製品化・普及活動を中心に行っています(公式URL:http://moringasb1025.org/)。
また、摂南大学理工学部を中心とする研究グループは、その研究論文の中で、モリンガに含まれる成分や作用について、次のように説明しています。
葉にはフラボノールであるケリセチン配糖体、ケンフェロール配糖体やクロロゲン酸類が含まれており、これらフェノール物質には抗酸化作用がある。血圧降下作用があると言われているγ-アミノ酪酸(GABA)も0.3%含まれている。葉にはグルコシレートやイソチオシアネート類が美容含まれているが、(中略)その他の栄養阻害因子は含まれていないため、栄養・保健用食材に適している。
上記の論文で特に注目すべきは、モリンガが持つ抗酸化作用です。モリンガは非常に生命力の強い植物として知られていますが、その生命力の土台を支えているのが、モリンガに多量に含まれている「ソマチッド」という強力な抗酸化成分。がんは、細胞の酸化を主要な原因の一つとしているため、「ソマチッド」の強い抗酸化作用により、がんの予防効果が期待できるかも知れません。
モリンガを主原料とした食品は、粒状や粉末状などで販売されています。粒状のモリンガ配合食品の場合には、水やお湯などと一緒に摂取してください。粉末状のモリンガ配合食品の場合には、お湯に溶かしてお茶のように摂取する方法から、ヨーグルトやアイスクリーム、牛乳などに混ぜて摂取する方法まで、様々な摂取方法があります。抹茶のような風味でクセがないので、料理に混ぜても問題ありません。
なお、以下で解説している通り、特定の状態にある方においては、モリンガの多量摂取を控えることが推奨されています。購入したモリンガ配合食品の説明文をよく確認し、摂取目安量を超えないように注意しましょう。
厚生労働省は、妊娠中の方におけるモリンガの摂取に対して下記のように注意喚起を行っています。
Moringa oleifera(以下「モリンガ」という。)及びその加工品については、現在、国内において販売されているとの情報は得ておりませんが、外国の事業者のホームページにおいて、日本語での販売宣伝例があります。
極めて限られた情報として、モリンガの葉の抽出物を妊娠ラットに対し高用量を経口投与したところ、流産がみられたとの文献報告がありました。
このため、モリンガ(加工品を含む。)の摂取に際しては、妊娠している方又は可能性のある方は十分にご注意して下さい。 なお、国内におけるモリンガの加工品の販売につき照会した事業者に対しては、仮に販売する場合には妊婦等への注意喚起表示をするよう指導しました。
上記の通り、十分な情報を得られていないとの但し書きをした上で、厚生労働省は、妊娠中の方におけるモリンガの摂取に対して注意喚起を行っています。一説には、モリンガに含まれるアルカロイドの影響によって生じる子宮収縮が流産の原因とも言われています。
妊娠が明らかとなっている方はもとより、妊娠している可能性のある方は、モリンガの摂取を控えたほうが良いでしょう。
また一般的な情報として、血糖降下薬や血圧降下剤を服用中の方は、モリンガの多量摂取を控えるよう注意が必要と言われています。
モリンガには、血糖値を下げる働きがあると言われています。よって糖尿病などで血糖降下薬を服用中の方は、モリンガの摂取により血糖値が下がり過ぎる恐れがあるため、モリンガの多量の摂取は控えるべきでしょう。
モリンガには、血圧を下げる作用があると言われています。すでに血圧降下剤を服用中の方は、モリンガの摂取によって血圧が下がりすぎる恐れがあるので注意してください。
免疫細胞を活性化させることのできる、臨床データのある成分もおすすめです。臨床結果の実績が認められている成分をデータとともにご紹介します。
RBS米ぬか多糖体は、米ぬかに約5%含まれる水溶性食物繊維(ヘミセルロースB)を原料とする成分。国内外28箇所以上の大学・病院の共同研究によって生まれ、がん細胞に作用する免疫細胞を活性化させるとして、70報もの学術論文や、140回以上の学会発表がなされました。研究は今なお世界中で行われており、免疫力の向上、抗がん作用、抗がん剤による副作用の軽減作用などが報告されています。
RBS米ぬか多糖体は、私たちが普段食べたり、化粧品として活用したりしている米ぬかとは別物。米ぬかに含まれる有用成分を体内で吸収できるように、独自製法で抽出したのが「RBS米ぬか多糖体」です。自宅で取り入れる際には、サプリメントなどの健康食品で成分を摂取する必要があります。
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米ぬか多糖体免疫研究会
RBS米ぬか多糖体は、さまざまな免疫細胞に対し働きかけます。例えば、体内に侵入してきたがん細胞やウイルス感染細胞などをいち早く感知し、攻撃する役割を担うNK細胞。RBS米ぬか多糖体は、免疫細胞の中でも優秀な攻撃役であるNK細胞を活性化させる働きをすることが臨床結果によりわかっています。
引用:Ghoneum M and G. Namatalla,87th Annual Meeting of the American Association for Cancer Research,1996
こちらは、ホルモン治療や化学療法などを受けたがん進行患者25名に行った実験の臨床結果です。RBS米ぬか多糖体を6か月間摂取してもらったところ、RBS米ぬか多糖体摂取後に25名全員にNK細胞の活性が見られたというデータが得られています。
このほかにも、さまざまな免疫細胞へのはたらきが報告されています。興味のある方は、臨床データをチェックしたり、米ぬか多糖体免疫研究会から詳しい資料を取り寄せたりしてみましょう。
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