自分で手軽に取り入れられる、免疫細胞を活性化させる成分を調査してみました。臨床データの揃った信頼性の高い成分もあるので、ぜひチェックしてみてください。
免疫細胞を活性化させることができると話題になっている成分はたくさんあります。しかし、その中でも実際に学会で認められる臨床結果が出ているものはごくわずか。数多く出回っている成分のほとんどは、効果を明確に実証できていないのです。このページでは、臨床結果で実績の認められている成分のみに着目し、その実績とともに紹介します。
RBS米ぬか多糖体は、米ぬかに約5%含まれる水溶性食物繊維(ヘミセルロースB)を原料とする成分。国内外28箇所以上の大学・病院の共同研究によって生まれ、がん細胞に作用する免疫細胞を活性化させるとして、70報もの学術論文や、140回以上の学会発表がなされました。研究は今なお世界中で行われており、免疫力の向上、抗がん作用、抗がん剤による副作用の軽減作用などが報告されています。
RBS米ぬか多糖体は、私たちが普段食べたり、化粧品として活用したりしている米ぬかとは別物。米ぬかに含まれる有用成分を体内で吸収できるように、独自製法で抽出したのが「RBS米ぬか多糖体」です。自宅で取り入れる際には、サプリメントなどの健康食品で成分を摂取する必要があります。
お求めの際は、米ぬか多糖体免疫研究会に資料請求もしくはお問合せください。
※米ぬか多糖体免疫研究会の資料請求フォームに移動します。
RBS米ぬか多糖体は、さまざまな免疫細胞に対し働きかけます。例えば、体内に侵入してきたがん細胞やウイルス感染細胞などをいち早く感知し、攻撃する役割を担うNK細胞。RBS米ぬか多糖体は、免疫細胞の中でも優秀な攻撃役であるNK細胞を活性化させる働きをすることが臨床結果によりわかっています。
引用:Ghoneum M and G. Namatalla,87th Annual Meeting of the American Association for Cancer Research,1996
こちらは、ホルモン治療や化学療法などを受けたがん進行患者25名に行った実験の臨床結果です。RBS米ぬか多糖体を6か月間摂取してもらったところ、RBS米ぬか多糖体摂取後に25名全員にNK細胞の活性が見られたというデータが得られています。
このほかにも、さまざまな免疫細胞へのはたらきが報告されています。興味のある方は、臨床データをチェックしたり、米ぬか多糖体免疫研究会から詳しい資料を取り寄せたりしてみましょう。
臨床データを※米ぬか多糖体免疫研究会の資料請求フォームに移動します。
がんに対して信頼できるデータはありませんが、免疫力向上や細胞の活性などで限定的に臨床結果が報告されている成分もあります。
古来より多くの薬理効果があるとして世界各地の伝統療法で利用されてきたアガリクス。現在の日本でも、免疫割賦作用やがん予防・抗がん作用が期待され、サプリメントとして広く服用されています。
アガリクスは、ハラタケ科の茸の総称です。日本ではカワリハラタケ(別名ヒメマツタケ)というハラタケ科のきのこを主原料とした健康食品が人気です。ブラジルを原産としており、世界各地で自生するキノコで、古くから免疫力向上に貢献する効果があるとして摂取されてきました。
ラットを使用した実験が多く報告されていますが、残念ながら人体への有効性が示された明確な臨床データはまだ報告されていないようです。
限定的ではありますがNK活性が認められた臨床データは存在します。2004年に子宮頸がん等の患者にアガリクスを摂取してもらう臨床試験(RCT試験)により、NK細胞の活性と、抗がん剤治療の副作用症状の改善が見られたとのことです。
参考:(PMID 15304151)Ahn WS, Kim DJ, Chae GT, Lee JM, Bae SM, Sin JI, Kim YW, Namkoong SE, Lee IP (2004).
人参サポニンには、がんの発生を抑制する働きがあるとされています。主に高麗人参や田七人参に含まれており、他のサポニンの中でも免疫力の向上や滋養強壮に効果が高いとされており、古来より健康効果への研究がなされている成分です。
サポニンは、大豆などのマメ科の植物やお茶、高麗人参、田七人参などの植物に含まれる成分です。中でも高麗人参や田七人参に含まれる人参サポニンは、タンパク質合成を促進し、新陳代謝と免疫力を向上させると言われています。また、がん細胞の撃退、転移抑制などのはたらきも期待されています
サポニンのがん治療への有効性については、以下のような実験で限定的に認められています。残念ながら、抗がん作用を裏付ける信頼性は十分ではありません。
“慢性的な胃炎患者643名 (試験群325名、平均年齢40代後半、中国)を対象とした「二重盲検無作為化プラセボ比較試験」において、朝鮮ニンジン1g/週を3年間摂取させ、その後8年間追跡したところ、男性でのみ、がんの発症率が低下した。"
参考:(PMID:20521975) J Med Food. 2010 Jun;13(3):489-94.
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