がん免疫療法に取り入れたい成分「RBS米ぬか多糖体」

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米ぬか多糖体

RBS米ぬか多糖体

米ぬか多糖体イメージ

がん細胞に作用する免疫細胞を活性化させるとして、世界で70報もの学術論文や、140回以上の学会発表が成されているRBS米ぬか多糖体。世界各国で臨床基礎試験が実施されている日本発の特許成分でもあります。注目の成分であるRBS米ぬか多糖体の効果のエビデンスや免疫細胞へ作用するメカニズムを解説します。

RBS米ぬか多糖体とは

東京大学、千葉大学、慈恵医科大学などの国内外28箇所以上の大学や病院の共同研究によって生まれた、米ぬか由来の成分です。免疫の向上や、抗がん作用、抗がん剤による副作用の軽減効果があることがわかっています。

RBS米ぬか多糖体は、米ぬかに約5%含まれる水溶性食物繊維(へミセルロースB)を原料とする成分です。へミセルロースBには、以前より免疫細胞に作用することがわかっていましたが、そのままでは腸で吸収されにくく摂取しても体外へ排出されてしまいます。

この米ぬかに含まれるへミセルロースBの効果を活かすための研究が重ねられ、シイタケ菌から抽出した酵素を用いた特殊製法により、体内への吸収されやすい成分へと生成することができました。これが、いま世界で注目を集めている「RBS米ぬか多糖体」です。

聞きなれていない成分のように思うかもしれませんが、海外では広く使われています。実は25年以上も前に開発が成され、これまで70報の学術論文と140回以上の学会発表が行われてきました。世界54ヶ国で使用され、9ヶ国で特許も取得しています。アメリカではFDA(アメリカ食品医薬品局)の厳しい審査をクリアし、製品としても販売されています。

※米ぬか多糖体免疫研究会の資料請求フォームに移動します。

電話でのお問い合わせは0800-222-4147まで。
受付時間:月~金曜 10:00~17:30

【効果1】NK細胞の活性化

RBS米ぬか多糖体は腸壁のひだから吸収され、からだの中の免疫細胞に働きかけることができます。その一つが、NK細胞です。

NK細胞とは、白血球の約10~20%を占める免疫細胞です。体内に侵入してきたがん細胞やウイルス感染細胞などを感知し、攻撃する役割を担うリンパ球の一種で、自身よりも数倍の大きさのがん細胞をも消滅させることができる攻撃力の高い免疫細胞です。異物であるがん細胞だけをいち早くかぎ分け、早期に攻撃をしかけるため「生まれながらの殺し屋(ナチュラルキラー)」と呼ばれています。

仮にNK細胞だけでは対処の難しい抗原が侵入した場合でも、一時的に進行を足止めし、後続のB細胞やT細胞が対処するまでの時間を稼いでくれます。

RBS米ぬか多糖体には、このNK細胞を活性化する働きがあることが、研究結果により明らかにされています。

米ぬか多糖体のNK細胞の活性化実験結果

引用:Ghoneum M and G. Namatalla,87th Annual Meeting of the American Association for Cancer Research,1996

アメリカのドゥルー医科大学の実験により、ホルモン治療や化学療法などを受けたがん進行患者25名にRBS米ぬか多糖体を6か月間摂取してもらったところ、RBS米ぬか多糖体摂取後に25名全員にNK細胞の活性が見られたというデータが得られています。

このように、RBS米ぬか多糖体にはNK細胞活性化に効果的であるということが、臨床実験によって立証されています。

【効果2】T細胞・B細胞の
分裂能を向上

RBS米ぬか多糖体には、T細胞・B細胞の分裂能を向上させるといわれています。T細胞・B細胞とは、免疫機能の司令塔となるリンパ球の一種です。

T細胞は、胸腺に由来するリンパ球の一種。体外から侵入してきた抗原を攻撃したり、他の免疫細胞を刺激して抗体の産生を活性化させたりする働きを持っています。胸腺において分化し成熟することから、Thymus(胸腺)の頭文字を取ってT細胞と呼ばれています。

B細胞は、骨髄で分化成熟するリンパ球の一種。こちらもBone Marrow(骨髄)の頭文字を取ってB細胞と名付けられました。病原体を排除するために必要な免疫グロブリンという抗体を産生し、人体を感染から守る働きがあります。同じリンパ球の仲間であるT細胞から指令を受けて免疫グロブリンを作り出します。

RBS米ぬか多糖体にはT細胞・B細胞の分裂能活性を促進させる働きがあることを実証しました。

米ぬか多糖体のT細胞・B細胞の分裂能上昇実験結果

引用:Ghoneum M, 11th International AIDS Conference in Vancouver, 1996

HIV患者3名から採集した末梢血リンパ球にRBS米ぬか多糖体を添加し、T細胞・B細胞の分裂能の変化を測定しました。その結果、全員のT細胞・B細胞の分裂能が向上。RBS米ぬか多糖体には、両細胞の分裂能を促進させる働きがあることが明らかとなりました。

【効果3】樹状細胞への
分化を促進

樹状細胞とは、がん細胞やウィルスなどの侵入を、別の免疫細胞に伝達するセンサーのような細胞。異物である抗原を発見すると、それらを自分の中へ取り込み、攻撃の役割を担うNK細胞やT細胞などのリンパ球に伝えてくれます。これによりNK細胞やT細胞は、がん細胞などの抗原を的確に攻撃することができるのです。

しかしながら、樹状細胞はもともと体内に数多く存在していません。一度に多くのがん細胞が侵入してくると対応しきれなくなり、他の免疫細胞に対して正常にシグナルを出すことができなくなってしまいます。

RBS米ぬか多糖体には、未成熟な状態の樹状細胞を、成熟状態に促進させる働きがあるとされています。

樹状細胞への分化促進実験結果

引用:D.CHOLUJOVA, et al,NEOPLASMA,56,2,2009

こちらも、がん研究機関により立証されています。健常者の血液から白血球の一種である単球を培養し、未成熟樹状細胞を調整。そこにRBS米ぬか多糖体を加えさらに培養し、樹状細胞への成熟を観察するという実験です。

その結果、免疫機能を持つ樹状細胞の発現を増加させることがわかりました。これらのデータから、RBS米ぬか多糖体には樹状細胞の成熟を促進させる働きがあると考えられています。

【効果4】放射線治療の
副作用を軽減する可能性あり

放射線治療はがん細胞を切除しないため、臓器を傷つけない治療法です。ですが、放射線治療には副作用があります。副作用の症状としては、皮膚炎、脱毛、口内炎、口腔乾燥、咽頭炎、食道炎、嘔吐、下痢、倦怠感などがあります。

そんな放射線治療の副作用をRBS米ぬか多糖体が軽減してくれると期待されています。
下記のグラフイメージは、子宮頸がん患者の方20名を2群に分けてRBS米ぬか多糖体の研究結果を表したものです。赤のグラフ(RBS米ぬか多糖体)は治療開始前にRBS米ぬか多糖体を摂取して治療を受けたグループ、青のグラフ(プラセボ)はRBS米ぬか多糖体を摂取せずに治療を受けたグループの結果です。RBS米ぬか多糖体を摂取して治療を受けたグループは副作用(下痢)の改善傾向が見られました。

米ぬか多糖体による放射線治療の副作用軽減の可能性

引用:米ぬか多糖体免疫研究会HP http://rbsnuka.com

このように、RBS米ぬか多糖体を摂取することで、放射線治療の負担が軽くなることが期待されています。

RBS米ぬか多糖体を摂取するには

RBS米ぬか多糖体は、一見米ぬかから摂取できるように思われるかもしれませんが、米ぬかそのままの状態では有効成分を体内に吸収することができずに排出してしまいます。米ぬかにしいたけ菌の酵素を反応させる特許製法で取り出した「RBS米ぬか多糖体」という成分でなければ、免疫細胞へ働きかけることはできません。

お求めの際は、米ぬか多糖体免疫研究会に資料請求もしくはお問合せください。

※米ぬか多糖体免疫研究会の資料請求フォームに移動します。

電話でのお問い合わせは0800-222-4147まで。
受付時間:月~金曜 10:00~17:30

参考文献・参考サイト

  • Ghoneum M and G. Namatalla,87th Annual Meeting of the American Association for Cancer Research,1996
  • Ghoneum M, 11th International AIDS Conference in Vancouver, 1996
  • D.CHOLUJOVA, et al,NEOPLASMA,56,2,2009
  • 米ぬか多糖体免疫研究会HP