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クコの実はがんに効く?

中華料理を楽しんだ後、最後にデザートとして杏仁豆腐を食べる人は多いかと思います。その杏仁豆腐の上に、赤い粒が乗っているところを見たことがありませんか?それがクコの実になります。中華料理では、さまざまな料理に使われており、日本人にも名前は知らなかったけど見たことがあると、それなりの馴染み深さがあるのではないでしょうか。そんなクコの実が、スーパーフードとして注目を浴びております。また、クコの実の研究が進みがんに効果があると分かってきています。以下より、その真意について説明をしていきます。

クコの実とは

クコの実は「枸杞」とも記載され、中国では馴染み深い漢方薬として活躍をしています。ナス科の植物であり、主に東アジアが原産地となっています。冒頭でお話した通り、杏仁豆腐の上に乗っているなど中国のイメージが強いですが、実は日本でも採ることができます。

昨今、スーパーフードで注目を浴びていますが、中国では古来より生薬として大活躍をしており、クコの実のおかげで200歳まで生きられるのような伝記があるほどです。それぐらい昔から栄養分の質が高いことが分かっていたわけです。

具体的には、クコの実にはβ-カロテンやリノール酸、スーパーオキシドアニオンが含まれており、抗がん活性、神経保護、アルツハイマー病予防の効果が期待できます。他にもカロテノイドが含まれており、心血管疾患や皮膚がん予防、加齢性黄斑変性、肝繊維症の治療にも有効とされています。ここからも分かる通り、さまざまな効果が期待できる万能薬といえるでしょう。

クコの実ががんに効果的とする根拠

クコの実は、がんに対して効果的というよりも、がん治療の補助的な役割を担っていると言った方がしっくりくるスーパーフードです。つまり、間接的にがんに対して作用をしているということです。具体的には、抗がん治療の効果を高めたり、がん発生率を抑えてくれる成分の効果を高めてたり…といったイメージです。

以下、そのクコの実の働きについて紹介をしていきます。

そもそもクコの実そのものにがんに対して効果があるのか?

クコの実が健康食品として優秀なことは間違いありません。豊富な栄養分が含まれているため、当然の結果といえるでしょう。では、その豊富な栄養分にて、がんへ対抗することができるのか?と気になるところです。結論から言えば、効果があります。ただし、大量のクコの実を摂取しないといけません。

クコの実を食べたり、ジュースにして飲むことはほとんどの場合悪いことではありません。 しかし他の果物に比べて効果が高いという証拠はどこにもないということなのです。

研究ではクコの実がガン、心疾患その他様々なものに効果があるとされていますが、これらは大量のクコエキスを元にしたものであるとされ、普通に食べている量ではとうてい及ばないと言われています。

引用元:まぐまぐニュース!「実は『健康効果』が証明されていない、7つのスーパーフード」

免疫力が増強されることで有名なクコの実

大量のクコエキスを摂取しないと、がんに対して効果がないと証明されたとしても、間接的な効果が期待できるのが、クコの実の凄さです。アミノ酸やβカロテン、リン、鉄、ビタミンB1など、滋養増強ができる成分ばかりです。その結果、免疫力をアップしてくれます。その結果、抗がん剤の毒性を弱めて、身体の負担を軽減させてくれます。つまり、持っている体力が抗がん剤の毒性対応で使われることなく、がんとの戦いに集中ができるようになるため、効果が上がるというわけです。

中国医学科学院の研究により腫瘍治療における抗がん剤の毒性を軽減させ、造血機能や白血球数の向上を促進させることが証明されている。

引用元:たびこふれ「身近な生薬『「クコの実(ゴジベリー)』、漢方の本場・中国ではどう使う?」

クコの実が多くの効果をもたらしてくれると研究結果が発表されている

毒性を軽減させてくえるクコの実ですが、さらに詳しく以下のようにまとめられています。かいつまんで説明をすると、細胞障害性Tリンパ球がナチュラルキラー細胞を活性させ、放射能治療や抗がん剤治療時に発生する毒性を軽減させて、抗がん治療の効果を高めてくれるということです。また、スーパーオキシドアニオンも重要な役割を担っています。

枸杞子に含まれる多糖成分には免疫増強作用が報告されています。

マウスを使った実験では、がん細胞に対する免疫力である細胞障害性Tリンパ球やナチュラルキラー細胞の活性を高める効果が報告されています。

さらに臨床試験で、枸杞子多糖をリンパ球療法(LAK/IL-2療法)と併用すると、抗腫瘍効果が高まることが報告されています。75例の進行がん患者を対象に行われた臨床試験では、腫瘍が縮小した率(response rate)がLAK/IL-2療法単独の場合は16.1%でしたが、枸杞子多糖を併用した患者では40.9%に上昇しました。

Zhonghua Zhong Liu Za Zhi (Chinese Journal of Oncology)16:428-31, 1994

その他、マウスの移植腫瘍を使った実験では、放射線治療や抗がん剤治療の副作用を軽減し、抗腫瘍効果を高めることが報告されています。

引用元:「漢方がん治療」を考える「120)がん治療に役立つ食材(3):クコ(枸杞)の実」」

クコシの効果が顕著に現れた研究結果が以下になります。ラットへの実験ではありますが、身体への負担を大幅に軽減しつつも、ドキソルビシンの抗がん作用の効果を妨げないことが分かっています。

ラットを用いドキソルビシンを5mg/kg静脈内注射で週1回、3週間投与する実験では、38%のラットが死にましたが、クコシを25mg/kg毎日摂取させることによって致死率は13%に低下し、心臓機能のダメージも顕著に低下しました。ドキソルビシンの抗腫瘍効果を妨げる作用は認められませんでした。

Protective effect of Lycium barbarum on doxorubicin-induced cardiotoxicity.(ドキソルビシンの心臓毒性に対するクコの保護効果)Phytother Res. 21:1020-1024, 2007

引用元:「漢方がん治療」を考える「120)がん治療に役立つ食材(3):クコ(枸杞)の実」

クコシを熱水で抽出したエキスは…水溶性の多糖成分が含まれ、肝がんの増殖が抑えることができたと報告されています。いわゆる、クコの実のお茶を飲めば肝がんの増殖抑制が期待できるというわけです。間接的に抗がん作用を助けるイメージが強いクコの実ですが、直接的な効果も認められる結果となっています。先ほど、大量にクコの実を摂取しないと効果がないと言われているため、矛盾していますが、日々の研究で、このような結果も得られていることが分かります。

枸杞子を熱水で抽出して得られるエキスに含まれる水溶性の多糖成分には、免疫増強作用の他、直接的な抗腫瘍効果も示唆されています。

培養した肝細胞がん細胞を用いた実験ですが、水溶性の多糖成分が、肝細胞がん細胞の増殖を抑え、アポトーシス(細胞死)を誘導する効果が報告されています。

Hot water-extracted Lycium barbarum and Rehmannia glutinosa inhibit proliferation and induce apoptosis of hepatocellular carcinoma cells (枸杞子と地黄の熱水抽出成分は肝細胞がんの増殖を阻害しアポトーシスを誘導する)World J Gastroenterol 12:4478-4484, 2006

引用元:「漢方がん治療」を考える「120)がん治療に役立つ食材(3):クコ(枸杞)の実」

中国の伝統医療は効果があると実証された

中国には多くの伝統医療があることは、ご存知の通りです。針や灸などが有名所ですが、やはり最たる例は「漢方」と言えるでしょう。クコの実は、漢方でも多く活用されており、高い効果を発揮していると言われています。

以下の研究結果では、クコの実を中薬として使用して、がん治療時に起きる副作用を軽減し、効率的な療養ができていることが報告されています。

中薬は生体の免疫機能を促進し25),化学療法あるいは放射線療法の副作用を軽減し26),生活の質を高める27)などの効能があると報告されている.化学治療との併用は癌細胞の増殖を抑え,抗癌作用に相乗効果があり,また「扶正」の中薬で誘起する免疫機能により複合的に癌を抑制できる.中薬は化学治療の環境を作り,化学療法の副作用を予防・軽減し,化学療法が順調に進行できた.

引用元:日本補完代替医療学会誌「中国における癌の補完代替医療に関する研究」(pdf)

次に紹介する研究結果は「モルヒネの副作用に対しても効果がある」ことです。主に痛み止めとして活用されますが、強い副作用から投薬を中止することもあります。結果、抗がん治療を進めることができずに悪化させてしまうケースもあるわけです。この強い副作用を軽減させ、投薬を中止せずに治療ができるようにしてくれているという結果になっています。

癌性疼痛の治療薬モルヒネによる副作用,例えば,便秘,悪心,嘔吐,めまい,昏睡,さらに薬物中毒は患者の生活の質に影響するので,服用を中止することがよくある.止痛効果がよくなく,同様に生活の質に影響する.モルヒネの使用量と投与時間を調整しながら,正確に「弁証論治」により中薬を併用することで,患者の全身状態を調整し,モルヒネの副作用を軽減できたと考えられる.

引用元:日本補完代替医療学会誌「中国における癌の補完代替医療に関する研究」(pdf)

クコの実の摂取方法

クコの実の摂取方法は非常に簡単です。そのまま食せばよいだけです。例えば、朝と晩に5g程度のクコの実を食すだけで、効果が期待できます。ほんのり甘みのある実のため、さほどストレスを感じずにルーチンワークとして食せるメリットがあります。

1つ目は、クコの実の栄養素が濃縮されたエキスを摂取する方法になります。摂取方法は簡単で、熱水に通したものを飲むだけです。つまり、お茶にして飲むだけでよいということです。料理をするわけではないため、面倒さもなく気軽に、そして手軽に摂取ができるため、非常におすすめです。また、スープにしても問題ありません。とにかく熱水を通せばよいので、多くの料理に応用することができるはずです。

2つ目は、枸杞酒です。紹興酒にクコの実を浸けて毎晩1杯飲むだけになります。紹興酒2,500mlに対して、クコの実を250gを入れて1,2ヶ月密閉して浸けておくだけで作ることができるため、こちらも負担が軽く摂取できるためオススメです。

そもそも、クコの実は自己主張が強い食材ではありません。最後に少し乗せるだけだったり、スープの1つの隠し味に入れてみたりと、脇役として活躍をしてくれます。言い方を変えれば、それだけ汎用性の高い食材で、どのような料理にもマッチングできるということです。積極的に、取り入れることで効率的にクコの実を摂取することができます。

クコの実の摂取する際の注意点

クコの実に限らずですが、これだけの高い栄養素が詰まっている食材となるため、摂取をし過ぎると、逆に身体へ負担をかけてしまうことがあります。例えば、身体が火照ったり、のぼせてしまったり、その流れで鼻血まで流してしまったりもします。適度に、過剰摂取しないことが一番の注意点となります。

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