アサイーはがんに効く?研究データを詳しく解説

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アサイーはがんに効く?

ブラジル・アマゾン原産のアサイー。日本でも「アサイーボウル」などの形で人気に火がついた食べ物です。豊富な栄養素を含み、さまざまな健康効果が期待されていますが、特に注目されているのが抗酸化作用。アサイーについて、さまざまなデータを取り上げながらくわしく紹介していきます。

アサイーとは

近年注目を浴びている「スーパーフード」。アサイーはスーパーフードの筆頭とも言われ、非常に人気が高い食べ物です。原産地はブラジルのアマゾンで、ヤシ科の植物です。あまり知られていないことですが、大きく生長したものは25mもの高さになり、ほうきのような形をした房に、黒紫色の実をつけます。

大きさは直径1〜1.2cmほどでブルーベリーよりも少し大きいくらいですが、そのほとんどが硬い種。食べられる部分は1粒あたり5パーセントほどしかありません。

アサイーに含まれる栄養

鉄分、カルシウム、マグネシウムをはじめとするミネラル類、ビタミンEなどのビタミン類、不飽和脂肪酸など、豊富な栄養素を持っていることで注目を浴びているアサイー。他にも食物繊維も含まれています。

鉄分が多く含まれているため、貧血になりがちな女性には特におすすめ。果肉100gあたり、プルーン58個分に相当する鉄分が含まれています。

抗酸化作用に優れる食べ物

アサイーは赤道直下の土地で育つ植物。そのため、強い紫外線と強い雨が降り注ぐ過酷な状況を耐え抜いているため、活性酸素に対抗する抗酸化物質を多く蓄えています。その代表格が「ポリフェノール」であり、アサイーの果肉100gに含まれる量は2200mg。ナオ、コノポリフェノールは、アントシアニンが主な成分となっています。

アサイーががんに効果的とする科学的根拠

アサイーがスーパーフードとして注目されるようになったのは、高い抗酸化作用がきっかけ。下記の通り、厚生労働省のサイトでもアサイーの抗酸化特性について言及されています。

基礎研究では、アサイー・ベリーの潜在的な抗酸化特性(抗酸化物質は、酸素との化学反応による傷害作用から細胞を保護すると考えられる物質です)に着目してきました。また、基礎研究では、アサイー・ベリーが抗がん作用および抗炎症作用を発揮することが示されています。

引用元:厚生労働省 「総合医療」情報発信サイト 「アサイー」

アサイーの抗酸化作用を示す一つの指標として、かつてアメリカの農務省で抗酸化力の指標として使用されていた「ORAC値」と呼ばれるものがあります。ORAC値とは活性酸素を吸収する能力を値で示したものであり、その中ではアサイーはこのORAC値が非常に高い食材として示されたデータもあります。

がんの予防に関するキーワードとして「抗酸化作用」がよく挙げられますが、これは抗酸化作用と免疫力が大きな関連があるため。このことから、アサイーの抗酸化作用ががんの予防にも作用するのではないかと考えられ、さまざまな研究が行われています。

アサイーの有効性を否定する見解

厚生労働省のホームページには、「健康目的でアサイー・ベリーの使用を支持する、ヒトを対象とした研究に基づく明らかな科学的根拠はありません。」という記述もあります。アサイーを食べた時に、実際にはどの程度の栄養素を摂取できるのかわかっていないのが実際のところのようです。

アサイーの摂取方法

アサイーは、収穫されるとまずピューレ状に加工されますが、ここから食べやすいようにフリーズドライ、スプレードライ、液体原料などの形に加工されて出荷されます。

ジュースとしても多く販売されていますし、カフェなど飲食店では「アサイーボウル」など、ほかのフルーツと一緒に食べられるように提供されているため、比較的手に入れやすく、摂取もしやすいでしょう。冷凍のアサイーピューレなども販売されていますので、自宅でヨーグルトなどと混ぜて食べるのもおすすめです。

アサイーを摂取する際の注意点

アサイーの有効性についてはデータがまだまだ集まっていないのが現状ですが、通常の食品として摂取する程度では問題ないとされています。ただし、ヤシ科の食物アレルギーを持つ人は、アサイー摂取によりアレルギー症状が出ることがありますので、摂取を控えるようにしましょう。

また、妊娠中・授乳中に摂取する場合には医師に相談するか多量の摂取は避けたほうが良いでしょう。

参考文献・参考サイト