大腸がん(イメージ)

大腸がんの免疫療法症例 Colorectal cancer

がんによる女性死因1位、男性死因3位―身近ながん

大腸には細菌が多く、この細菌が消化吸収を助けてくれていると同時に、健康を司るものともいわれます。全身状態に深く関わるこの大腸で発生してしまうがんが、死因の上位を占めています。日本人の食生活の変化にも関係があるとされていて、ここ40年ほどで肉の摂取量が10倍になったことにより、大腸がんが増加したといわれています。

Recovery Case

免疫療法の症例
~大腸がんの場合~

  • case1

    症例写真 画像引用元:日比谷内幸町クリニックHP(http://www.hu-clinic.com/case/case_22.html) 高齢男性―【大腸がん切除後肺に転移】大腸がん切除から9年、肺と骨に転移。腎臓にトラブルがあり手術不可能、抗がん剤を勧められるも拒否。免疫療法開始2年でがんが消失。

  • case2

    症例写真 画像引用元:ニューシティ大崎クリニックHP(http://www.nco-clinic.jp/case/daichougan.html) 健康診断で発見―【直腸がんから肝臓・肺に転移】便に潜血反応が出たため検査、直腸から肺や肝臓に転移を確認。手術後に抗がん剤を使用するも効果なし。経口抗がん剤と免疫細胞療法で転移したがんがほぼ消失。

  • case3

    高齢女性―【抗がん剤副作用のため治療断念】再発と転移が認められた大腸がんで、抗がん剤副作用が強く治療を拒否。標準的な治療の選択肢がなくなり、免疫療法を実施、生活に困難がなくなった。

  • case4

    高齢男性―【手術後肺へ転移】直腸がんを切除するも、肺へ転移。抗がん剤で一定の効果はあったものの、副作用が強く断念。肺の転移部分切除の後、免疫療法実施し7年間再発なし。

  • case5

    40代男性―【がんの手術後に免疫療法開始】直腸がんの根治手術後にすぐさま免疫細胞療法を実施。肺に転移が見つかったものの、早期の対策によって転移がんは消失した。

大腸がんの免疫療法事情

がんの治療は三大治療法があり、「外科療法(手術)」「化学療法(抗がん剤)」「放射線療法」が主な療法です。近年は外科治療法に、免疫細胞療法を組み合わせる方法が、最も効果的な治療法といわれています。手術や放射線治療で、根本的ながん細胞を取り除き、免疫療法を実施。その結果、再発・転移防止を防げるので、画期的な治療法といえるでしょう。免疫細胞療法を取り入れると、自分の細胞を強化し、自分自身の体力や免疫力で病に戦えます。

主に免疫療法で取り入れられているのは、三つの療法です。

アイコンNK細胞療法

血液中には、がん細胞の物質を殺傷するNK細胞(ナチュラルキラー)という細胞があります。NK細胞療法は、採血しNK細胞を活性化させたのち体内に戻す治療法です。がん細胞の物質を見分け攻撃することができるので、どんな細胞でも殺傷できる効果的な治療法として今、注目されています。

アイコン免疫チェックポイント治療法

がん細胞は免疫の動きを止めて、がん細胞を増殖させる働きがあります。それを抑制するのが、免疫チェックポイント治療法です。三大治療法で効果が見られなかった方でも、効果があるといわれています。

アイコン樹状細胞ワクチン療法

本来人間は、がんと闘えるだけの樹状細胞をもっていません。なので、患者の体内から採取した樹状細胞にがん細胞を覚えこませえて、体内に戻します。それにより、体内の免疫細胞ががんに効果を発揮するのです。

大腸がんに効果的な治療法

大腸がんに最も効果的といわれている免疫細胞療法は、「NK細胞療法」です。

副作用が軽減され、体への負担が少ない

NK細胞治療法は、自分自身の血液中の細胞を一度採取し活性化させる療法です。血液を体内に戻す際、アレルギー反応や副作用が少ないとされています。そのため、体に優しい療法といえるでしょう。

がんの再発や転移防止の効果がある

がんの手術を受けたあと懸念されるのが、、体内の血流やリンパを通してがん細胞が広がることです。そのため、一度手術が成功しても、完全にがんを取り除くことができなかったケースが多くあります。がん細胞を消滅するには、直接細胞に攻撃することができるNK細胞が有効的です。

生活を維持し、ムリのない治療をすることができる

抗がん剤治療の場合副作用があるため、長期入院をして治療するのが一般的です。しかし、NK細胞療法は副作用が少ないことから、身体・精神的負担の影響が軽減されます。通院しながら自宅で治療できるので、通常の生活リズムを保つことが可能です。